アルパカをめぐる冒険 前編
ミラバケッソのCMで「なんじゃあれは」と思っていたが、
実際に見てみると、まさに人知を超えた感じでとても良かった。
写真も多いので、とりあえず2回に分けて書く。
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8月の初旬、「アルパカ牧場日誌」なるものを見つた。
読んでみるとなかなか面白い。
ひつじのようで、ひつじでない。(ベンベン)
らくだのようで、らくだでない。(ベンベン)
それは何かと(ry
栃木県は那須塩原に降り立って、レンタカーで40分ほど。
山奥にひっそりと、アルパカ牧場はあった。
残暑もまるで無く、高原なので半そでだと寒かった。
入場料800円を払い、いざ牧場へ。
なんだかメキシコ系の人が受付をやっている。
しゃべり方がうさんくさい。
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道すがら、アルパカの特徴を紹介した看板が並ぶ。
本で読んでいた通り、
なんというかヘタレでダメ人間(動物)なんだな、と、
確認できるパネル作りだった。
アルパカの性格その1
「好奇心旺盛なのに臆病」
好奇心が無駄になっとる。
アルパカの性格その2
「つばを吐く」
最 低 す ぎ る 。
複数のアルパカたちが寄ってきてパニックに
って、集団生活できないじゃねーか(笑)。
他にも、
敵から襲われて「もう逃げ切れない」と思うと「その場にうずくまる」とか(あきらめんなよ)、
おしりを触られると反射的に蹴るとか(キャバクラかよ)、
とにかくダメな感じがいい。
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ちなみに夏は毛を刈って、ビズ・パカシーズンとのこと。
もふもふした様子を想像していただけに残念だが、仕方がない。
とりあえず、
牧場内を目指してひた歩く。
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5分ほど歩いて、牧場の入り口に。
森を抜けて、
いよいよ、アルパカとごたいめーん…
いやぁ、
がっしりとした胴体。
意外に大きくて、毛がふわふわしてて、
なにより首が長くてそっくり…
ってダチョウやないかーい!
とりあえず牧場主の人は配置を考え直した方がいいよ。
そんながっかり感に苛まれつつ、
少し歩くとマップ発見。
いや、だからアルパカ牧場なんだから、
最初にアルパカと出会えるようにしといてよ(笑)。
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そして今度こそ、
アルパカ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
多い、多いよ。
400頭?とか書いてあった気がするが、
とにかく見渡す限り広がるアルパカ。
ミラバケッソ単体でしか見たことのない人間にとって、
これはなんとも異様な光景。
ちょっとたじろぐくらいの量だった。
さっそくエサを購入(200円)し、
アルパカマスターへの道に挑戦だ。
それぞれ、味があっていい。
なぜだか頭の上の毛は刈り取られておらず、
人間の髪の毛みたいだった。そしてそれが個性になっている。
飼育員さんが見分けやすいように、とかか?
特にこいつなんかは髪型もかっこいい。
坂本龍一とかアンディ・ウォーホルみたいな渋さがある。
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そうしてエサをやりながら、順路に沿ってゆっくり歩いていく。
他の客は大学生や年配の方など、9月休みのヒマ人たち。
休日はCMなどの影響もあって、結構混むらしい。平日でよかった。
ちなみに、アルパカゾーンの逆サイドには、
ミニチュアポニーが飼育されている。
しかし、
全く注目されていない。
かわいそうだ。
こころなしか、彼らの表情も冴えない。
「どうせボクたちにはエサくれないんでしょう?」
卑屈さが伝わってくる顔をしていた。
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南米ペルーの高原に気候が似ていることから、
ここ那須高原が、飼育地に選ばれたらしい。
確かに涼しそうで、冬の寒さが良い羊毛…パカ毛?を育ててくれそうである。
しかしアルパカたち、なかなかがめつい。
エサがもらえると分かると、ずんずん集まってくる。
まるでホラー。
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あと、
アルパカの名前の付け方が適当すぎて面白い。
(いや、そりゃお尻が茶色なんだろうけどさ…)
(ハッピーハッピー?)
・ポスカム、ナイキママ
(商標的な意味で心配)
(…。)
どう見てもイジメです、
本当にありがとうございました。
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相変わらず、ミニチュアポニーの飼育場は、閑散としているのでした。
つづく。